> メンテナンス・リリース(2.020 フリー版)

最新版をリリースいたします。

対象製品: ProjectExceller 2  日本語版、英語版

  • メンテナンス・バージョン: 2.020
  • インストール・パッケージ:

PX02JPNF-2-020-20200514.exe 日本語版 2.020
PX02ENGF-2-020-20200514.exe 英語版 2.020

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製品概要


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  今回のメンテナンス・リリースでの変更

V2.020, PX02JPNF-2-020-20200514

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// 新機能 
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<新機能:EVM分析 ES手法の採用>

 EVMのES手法(アーンドスケジュール手法)がPMIのEVM 標準 2019-11 に採用されました。従来のEVM分析では、コスト(工数、費用)によりプロジェクトを客観的に評価できましたが、時間の観点では評価できませんでした。ES手法は、EVMデータからある時点のプロジェクトの遅延日数や予測完了日を算出することができます

1.EVMグラフに予測完了日を表示

 ES手法により、プロジェクトの予測完了日を表示できます。
 操作:EVM分析ダイアログで該当オプションを選択。

2.ES遅延期間

 EVM分析のES(アーンド・スケジュール)手法により、ある時点におけるより客観的なプロジェクトの遅延期間を算出できます。
 従来は、WBS上の個別タスクの「遅延期間」とタスクのクリティカルパスから算出する「予測遅延期間」の2つがありましたが、これに加え、「ES遅延期間」を算出できます。これは、EVM分析のES(アーンド・スケジュール)手法に基づき、EVMデータからより客観的で信頼度の高いプロジェクトの遅延期間です。EVM分析のSV(t)指標に相当します。

 操作:
 - リボンのProjectExcelerタブから EVM分析、ES遅延期間、をクリックする。
 - または、WBS上の「遅延期間」、「予測遅延」列のWBSヘッダー域をクリックする。

 

<新機能:EVM分析 その他の追加機能>

3.EVMの効率指数グラフ

 従来のEVMグラフ(PV,EV,EV)に加えてSPI(スケジュール効率指数),CPI(コスト効率指数)の時系列変化を示す「効率指グラフ」を作成できます。これにより、スケジュールとコストの作業効率をより的確に把握できます。プロジェクト全体だけでなく、リソース、グループ、タスク別にグラフを作成することもできます。
 操作:EVM分析ダイアログで該当オプションを選択。

4.EVMデータ表

 EVMブラフ、効率指数グラフに表示されるEVM指標値をわかりやすく表にまとめて、グラフと同じ出力シートに表示できるようになりました。
 操作:EVM分析ダイアログで該当オプションを選択。 

5.EVM分析ダイアログの改善

 「かんたん設定メニュー」を新設し標準的なオプション設定で簡単に実行できるようにした。「詳細設定メニュー」に切り替えると各種オプションの選択ができます
 操作:EVM分析ダイアログを表示する。

 

<新機能:学習用プロジェクトの作成>

6.ProjectExcellerの機能や動作を確認するには、現在進行中のプロジェクトが必要です。この機能は、現時点で計画期間がほぼ半分過ぎた状態の学習用のプロジェクトを作成します。
 操作:リボンのProjectExcellerタブから その他、学習プロジェクトの作成 をクリックする。

 

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// 問題修正 
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– 一部のPCにおいて、通常のExcelファイルを開くと、まれにリボン部分に何もないシートが表示されることある。

– 一部のPCにおいて、Excelがインストールされているにもかかわらず、それが確認できないためインストールできないことがある。

– ワークロード分析ですでに分析結果シートがある場合、「既存の分析結果シートを置き換えてよろしいですか。」という確認ダイアログがでるが、OKボタンしか表示されたないため、別の分析結果シートを作成できない。

– ワークロード分析において、既存の分析結果シートがある場合、分析中に画面にちらつきが生じ、処理時間がかかる。

– 状況報告日が休日(非作業日)のときにEVM分析グラフ上の状況報告日線が右にずれる。また、標準EAC、CPIに基づくEACをグラフ上に表示した場合、始点が右にずれる。

– Excelの標準機のである「検索と置換」(Ctrl+F)で指定したオプション設定がProjectExcellerを起動、または、操作すると、リセットされてしまう。

– 状況報告日が休日のときにWBS上のタスクの「予測開始日」が休日になってしまう場合がある

– ガントチャートの表示期間内に休日が1つも定義されていない場合、カレンダー編集を行って適用すると内部エラーが発生する。

– ワークロード分析の結果シート上で「ワークロードの分析結果の表示」ダイアログの「プロジェクト」ボタンをクリックして、元のプロジェクトシートに切り替わったときにリボンにProjectExcellerタブが表示されない。

– WBSの項目列を「レイアウト」機能のダイアログから表示選択すると 予測遅延、計画コスト、実績コスト、備考、連絡事項 の項目の列幅が不適切に狭くなる。

– WBSのリソース列に新しいリソース名を登録する際に表示される「新規リソースの登録」ダイアログ上に「役割」の入力フィールドが表示されない。

– 複数の先行タスクがあるタスクの先行タスクを削除すると、プロジェクトシートに不整合が発生することがある。

– プロジェクトシート上にプロジェクト名が定義されていない場合、EVM分析で作成されるEVMグラフのタイトル名は、プロジェクトシート名となるはずであるが、プロジェクトシート名がデフォルトの「(プロジェクト名を入力してください。)」にしたままの場合、プロジェクトシート名にならず、「(プロジェクト名を入力してください。)」の文字列がそのままグラフのタイトル名に表示されてしまう。

– ExcelCopy機能でプロジェクトシートのコピーを作成する際、「英語ヘッダー」を指定しても作成されたExcelシート上のヘッダー部分が元の日本語のままになる。

– EVM分析で作成したEVMグラフシートの「再分析」ボタンを押してEVM分析ダイアログを表示し、キャンセルボタンで閉じると、リボンの「ProjectExceller」タブが消える。(Refreshボタンで復活)

– EVM分析で作成したEVMグラフシートの「再分析」ボタンを押してEVM分析ダイアログを起動する場合、本来は、そのEVMグラフを作成した際に選択したオプション内容がダイアログに復活されるべきであるが、そうではなく、EVM分析の前回のダイアログに反映されてしまう。(複数のEVMグラフシートを作成する場合のみ発生する問題)。

– EVM分析のダイアログの「EV単位と分析期間」タグで「EV(出来高)単位」として「金額」を選択した場合、プロジェクトのWBS上のコストが「千単位」で表示されている場合、EVMグラフのY軸の数値が千単位にならない。例)1,000,000が1,000と表示されない。

– EVM分析で「絞り込み」で指定したソース名が次回の実行時にダイアログに保持されない。

– 「オプション」ダイアログのEVMタブの「仕掛タスクの実績データ入力を許可する」を変更しても、Refreshボタンを押さないとプロジェクトシートへ反映されない。

– 「レイアウト」機能で表示するWBS項目列を変更してもリボンのWBSビューの表示状態が変更前の状態のままになっている。

– WBSに複数のユーザー定義項目を追加した場合、主項目名(第一行)が名称が重複した場合、それらをWBSのカスタムビューに登録した場合、カスタムビューが正しく表示されない。注意:この修正を有効にするためには、V2.005以前の製品でユーザー定義項目を含むカスタムビュー登録をしている場合は、そのカスタムビューを削除して再度、登録する必要があります。)

– WBSにユーザー定義項目を追加した場合、一部の項目列の縦罫線が消える場合がある。

 

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// その他の改善
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– 仮想現在日の日付の変更単位を1日だけでなく、7日ごとにもできるようにした。

– 仮想現在日ダイアログを非表示にして操作するためのボタンを追加した。

– EVM分析において、分析範囲に状況報告日が含まれない場合は、分析期間を状況報告日まで拡張できるようにした。

– WBSの日付に曜日を併記する場合、日付と曜日の間のスペースをなくした。05/09 (日) => 05/09(日)

 

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// 仕様変更
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– EVM分析のグラフオプションの折れ線の「マーカーあり」の既定値をOFFに変更した。これにより、プロジェクト期間が長い場合でもグラフ線がすっきり見やすくなります。

– EVM分析オプションの既定値を下記のように変更。
 ・ 従来はOFFであった、AC、標準EAC、CPIに基づくEACをONに変更。
 ・ 新しいオプションである「EAC(t):予測完了日」をON。

– 従来の仕様では、EVMグラフシートの「再分析」からEVM分析ダイアログを起動して実行した場合は、その設定が、次回のリボンの「EVM分析」ボタンから起動したEVM分析ダイアログに反映されなかった。今回のリリースから反映するように変更した。

– WBSの「予測遅延」(予測遅延期間)は、「CPM遅延」(クリティカルパス遅延期間)と名称が変更されました。V2.020で新しく導入された「ES遅延」(アーンドスケジュール遅延期間)との違いがその算出手法によることであることが明確にわかるようにしました。

– 仮想現在日のダイアログを非表示で操作する場合のショートカットキーを下記のように変更した。
 1日戻すのCtrl+Shift+O を Ctrl+Shift+Iへ、1日進めるのCtrl+Shift+P をCtrl+Shift+O へ変更。

以上

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